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2005三多摩憲法のつどいが開催されました
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5月13日、立川市女性総合センター・アイムにて、「2005 三多摩憲法のつどい」を開催しました。テーマは「私だけ?何か変だと思うのは 〜戦争のとびらを開かないために〜」。フランスで出版された『茶色の朝』という物語を軸に、岡部政明氏(舞台俳優)の朗読と、この本の解説者である高橋哲哉氏(東京大学大学院教授・哲学者)に講演をしていただきました。
『茶色の朝』は、人々が小さな変化をやり過ごしたり、無関心でいることの積み重ねが、いつの間にかファシズムや全体主義というような大きな変化をも受け入れてしまうことにつながる、ということが鮮やかに描かれ、数年前にフランスで極右勢力が伸びつつあったときに、反対運動を大きく盛り上げる力となった本です。
高橋氏の講演では、『茶色の朝』の解説から始まり、何故フランスでこれ程までに『茶色の朝』が売れたのか、フランスは『茶色の朝』によって、手遅れにならずにすんだ、私達も今頑張る事が大切だ、と、本の内容に沿って今の社会の問題点が指摘されました。
この本を知っていた方やそうでなかった方も、岡部氏の朗読、高橋氏の講義によって、今、政府が押し進めている憲法「改正」の問題点がよく分かったと、感想を持たれたようです。
今年の‘つどい’は前年の参加者数を大きく上回る、240名を越える参加がありました。改憲の動きに、大勢の人達が危機感を感じているからこそ、多くの方達が参加されたのだと思います。「憲法を大切にする」という思いをもっと広げ、より大きな運動にする必要があると感じました。
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