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石川島播磨重工業と全面的に和解成立
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石川島播磨重工業では、特定の政党の党員及びその支持者に対し、40年以上にわたり、徹底した思想差別、不当労働行為が行われてきました。この思想差別について、武蔵事業所(田無・瑞穂工場)の原告らは、2000年3月に提訴し、2004年3月に、勝利的和解を勝ち取っていましたが、2007年1月19日、石川島播磨重工業と東京、武蔵、横浜、愛知、相生、呉の6事業所の労働者168名との間で全面的和解が成立しました。
労働者への40年以上にわたる思想差別、賃金差別、不当労働行為について謝罪し、賠償金を支払い、さらに、これまでの労務政策を改めることを誓い、不当労働行為をしないための詳細な再発防止協定を結んだものです。
武蔵事業所(田無・瑞穂工場)の原告らは、東京地裁で、武蔵原告団以外でも、差別を受けている労働者から差別の是正のための申立があれば、会社は誠実に協議に応ずるという画期的な和解を成立させていました。この和解条項に基づき、全事業所の差別を受けてきた労働者168名に対する思想差別・女性差別の是正と損害賠償、および再発防止を求めて、この間約2年半、弁護団と原告団とは会社と自主交渉を重ねてきました。
そして前記のような、徹底した再発防止協定を締結させ、和解を成立させたものです。自主的な交渉を通して、抜本的な解決を見たもので、このような和解は前例がありません。
和解成立後、それまで会社から強いられて、差別する側にいた労働者たちが、「これで差別しなくてすむ、和解が成立して本当によかったですね」と喜んでくれたとの報告が入っています。
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